【納車直後の事故】車を弁償してもらえたワケ

車 学び

 この記事では、車を納車した翌日に追突事故の被害に遭い、車を弁償してもらった体験談を記録しています。本来、納車直後の事故であっても修理対応となるのが通常です。
 これはあくまで個人の体験談となります。また、事故の被害に遭った人だけではなく、事故を起こしてしまった方にも有益な情報を掲載しています。ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

この記事でわかること
・納車直後の事故でやるべきこと
・修理ではなく車を弁償してもらう為に行った行動
・事故を起こしてしまった方が取るべき行動

納車翌日に追突される

 ずっと乗りたかった車が納車されました。といっても新車でははく新古車といい、展示や試乗車として使われていた車で、ほぼ新車の状態の車です。中古車よりは値段は高いですが、新車よりは少し安く購入できました。

カムカム
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ずっと乗りたかった車が納車されてハッピー♪

 しかし、納車の翌日。信号待ちで停車している時に、居眠り運転の車にうしろから追突されてしまいました。人生初の事故。ガシャーン!という音に驚くとともに、大事な車に傷が付き本当にショックで怒りと悲しさで涙が出てしまいました。しかも、予期しない瞬間に追突されたためか、右半身がやけどしたようにヒリヒリと痛い。首や腰も痛く、頭痛もありました。

たった1日で事故歴アリの車へ

 その日は警察や保険会社に連絡をして帰宅。納車翌日であっても修理対応と知りショックを受けるました。車は現金で購入していたという事もあり、本当に納得できませんでした。ワクワクと緊張でディーラーに現金を持ち込んだ昨日が夢のよう。
 さらに、車を修理したとしても、評価額が落ちる事を知りさらに落胆しました。つまり、たとえ修理をして完全な形に戻してもらったとしても、いつかこの車を売る時に、この事故の影響で査定額が三十数万円ほど低くなるというのです。ローンではなく現金払いしていたということもあり、大金が無駄になった感覚が大きく、かなりショックでした。

カムカム
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身体も痛いし、心もズタボロ。。。
安全運転をしていたのに、なんでこんな目に合わないといけないんだろう。

翌日、修理では納得いかない事を伝える

 追突してきた方は、会社の車を運転していた方でした。その方には「昨日、納車したばかりなので修理では納得いかないです。」と、とりあえず自分の気持ちは伝えました。
 翌日、相手方の保険会社から電話がありました。その際、修理見積りの話をされましたが、その方にも「納車の翌日に追突されたのだから、修理では納得できません。」と伝えました。
 保険会社からの回答は次のようなものでした。



「修理をもって原状回復」

 保険会社の担当の方は「保険会社としては、修理をもって原状回復で責任を果たすという事になります
・・・やはりそうなのか。でも本当に辛いし納得がいかない。

その後、病院へ行きレントゲンを2枚撮ったところ、「頸椎捻挫、腰椎捻挫」という診断がおりました。右半身のヒリヒリとした神経の痛みは首から来ているのだろうという事でした。ちなみに事故から数年経った今も、首は悪いままで、2か月に1回ほどの頻度で頭痛と首痛が数日間続く現象が起きています。
 「修理をもって原状回復」車はそうなのかもしれないけれど、私の身体は原状回復されぬままです。
まぁ、でもこれが通常の対応なのだそうです。

警察署へ行く

 その後、警察署へ行き、診断書原本を提出。調書を取り終了しました。相手方に刑罰を求めますか?と問われましたが、警察にお任せします、と答えました。余談ですが、私が行った警察署は大きいけれどすごく古くて、昭和の小学校みたいな所でした。こんな古いところで働く警察官の方々大変だなぁと思いながら帰宅しました。

「事故前の車と同等の車を用意してもらいたいです」

事故から2日が経ちました。相手方からはなんの連絡もありませんでした。
保険会社に電話し、「事故前の車と同等の車を用意してもらいたいです」と伝えました。

カムカム

先日、修理をして原状回復するのが補償となる、とおっしゃっていましたが、私にとってそれは原状回復にはなりません。

なぜなら、私は何か月も前から事故や修理歴がない車を探し、やっと購入した車だったからです。

それが、納車された翌日に居眠り運転をしていた人から一方的に修復歴有の車にされてしまい、それを今後何年も乗り続けることはおかしいのではないでしょうか?

また、このままですと数年後に下取りに出した際、評価損が出ることも目に見えています。

担当の方はそこではじめて、居眠り運転だったことを知ったようでした。

居眠り運転の罰則

居眠り運転について調べてみました。
過労運転と判断された場合、違反点数は25点3年以下の懲役又は50万円以下の罰金、一発免許取り消しの行政処分となります。とても重いですね。

カムカム

先日まで乗っていた車は古い車でした。そのような車だったら修復して処理でも納得します。

でも、まだ後部座席のビニールも外していないような車だったんです。

保険会社
保険会社

お気持ちは本当によくわかりますが、物を用意して補償する事ができません。評価損につきましてもこちらの機関で算出します。

カムカム

公正な機関で算出してもらいたいので、自動車査定協会で見てもらっても良いですよね?

保険会社
保険会社

それはできかねます。あくまで当社の機関で査定となります。これ以上求めるのであれば、ご自分の保険会社に相談されるか、弁護士を立てたほうが良いのではないでしょうか?

電話をいったん切り、車の状況を見てもらうためにディーラーに行きました。
破損の状況を詳しく確認するために数日預かりとなりました。代車が必要なため、相手方の保険会社に連絡をしましたが、「修理するなら代車を出すが、修理しない可能性があるなら代車は出せない。ちょっとディーラーの方に代わってもらえます?」と言われました。なんだか、言い方に腹が立ちました。被害者を補償する立場を忘れているのかなと思いました。

結局、代車は出してもらえることにはなりました。

右側の腰が痛く、歩くとさらに痛みが強まっていました。この日も病院へ行き、ロキソニンの湿布を処方してもらいました。

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3つの見積もりを出してもらう

家族に相談したり、色々調べたりした結果、3つのパターンの見積もりを、購入したディーラーで
出してもらいました。

修理見積り
金額は、合計約24万円でした。
修理箇所は、バンパー、エンブレム、タイヤカバー、バックドア交換、ホイール、タイヤ、塗装です。

通常は、これらを修理して原状回復し終了となります。

しかし、今回納車翌日のピカピカの車を居眠り運転で追突されたこと、ローンではなく現金払いしていたのにたった一日で評価損が出る事も悔しすぎたこと、相手方の対応が失礼だった(私の怪我について、「普通はそっち側の腕は痛まないはず」毎回電話口で「お世話になっております~」という。電話口でフフッと笑う。事故後の連絡を何日もしてこない、ちょっとした嘘を言う。などなど)
その上で、仕事もしばらく休まなくてはいけない状態でしたので、ただの修理では心情的に納得できないメンタルになっていました。

もしも、事故の加害者側になったら….
相手方への対応は本当に気を付けたほうが良いなと自分自身も本当に勉強になりました。


車両の見積り
事故後の車の見積りは当たり前ですが、とんでもなく低いものでした。笑

事故車両を下取りした上で同等の新しい車を購入する場合の見積り
結論から言うと、この方法で解決となりました。
ディーラーの方に現在販売中の同じ車種、同じくらいの金額の車を探していただき、事故車を下取りした上で、相手側に負担していただくという流れです。

相手のほうに希望をだし検討していただいた上で、ディーラーの方にも協力していただき、この形で進めることができました。

まとめ

今回の事故は、病院にかかったり仕事を休んだり納車したばかりの車を失ったりで、本当に大きなストレスをかかえる出来事でした。
しかし通常は、納車したての車であっても修理することが前提ですので、今回はかなりのレアケースだったと思います。どのディーラーさんも前例を見たことがないとおっしゃっていました。また、相手方が個人の方だった場合はこのような結果にはならなかったと思います。

そして、実感したことは、このような場面においては誠意をもった行動が一番大切だと思いました。
もしも、相手の方が翌日、謝罪の電話をいれてくれたり、こちらの怪我を疑う発言をしなかったら。
少しでも気遣う言葉があったら・・・
修理で済ませる事に了承できていた気がしています。(本当です。)

事故の被害者になったらやったほうが良いこと

  • とにかく記録する
    ファイル
    ファイルを用意して、何時に誰とどんなやり取りをしたか、流れをメモしてまとめました。
    病院の診断書のコピーや、病院に行った日にちや回数、修理見積書のコピーもファイリングしました。
    事故後は、警察や病院に行ったり、自分が入っている保険会社(医療保険、車の保険)とのやり取りも頻繁に行われ生活が慌ただしくなります。あとから見返せると便利ですのでぜひ記録することをおすすめします。
  • 補償について調べる
    今回、私は主婦の休業損害というものがあることを知り、相手側の保険会社に希望しました。
    こういった補償があることは、誰からも案内されることはなかったので、何も知らなければ確実に損をしてしまうものだと思いました。6100円×休業日数で算出されます。

    警察署までの交通費も請求しました。被害に遭っておきながら時間とお金を自腹で払うのは納得できなかったので、保険会社に希望しました。

    また、電話代も請求しました。はじめ保険会社からは「電話に関してはどこにいくら分かけたかはっきりしないので、慰謝料の中に入っている」と説明されましたが、「明細を用意すれば、可能でしょうか?」と聞くと、しぶしぶな雰囲気でしたが「はい。」と言われました。事故に関する電話料金は4000円くらいかかったので、請求してよかったと思っています。

事故の加害者になったら気をつけること

誠意をもって丁寧に対応することがなりよりも一番大切だと思いました。
特に、明らかにこちらに過失があった場合、相手の車の損傷を気遣う前に、まずは乗っていた人の身体を気遣う一言をだったり行動をとる事はかなり重要で、対応次第でその後の解決への道が大きく変わるものだと感じました。

いざという時のために。できるだけ安くて、安心できる保険会社にはいっておく

 今回、相手側の保険会社はとても有名な保険会社でした。
 ここの会社を相手にすると、自分に有利にもっていくのはとても大変だと聞いたことがありましたが、本当でした。(笑)

 逆にいうと、自分が事故を起こしてしまった時のために、安心できる保険会社に入っておく事は大切だなと思います。

 しかし、最近は物価上昇とともに、保険料も値上がりしています。安くて安心できる保険会社をお探しでしたら一括見積りをして比較するのがおすすめです。こちらは、31社から徹底比較することができます。よかったら比較してみてくださいね。

いかがでしたでしょうか?
こちらの記事が少しでもお役にたてたらいいなと思い、書かせていただきました。
参考になりましたら、SNSなどで共有していただけると嬉しいです。

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